Windows 7 32ビットでアップデート後にOSが停止する問題を解決
2018年3月頃から問題になっているWindows 7 32ビットでWindows アップデート(マンスリー品質ロールアップ)を行うと再起動を繰り返したり、フリーズしたりする問題に関してMicrosoftから対策が発表されていました。
2018年3月以降の月例更新プログラムの適用後、Windows 7 の 32 ビット (x86) 端末で再起動を繰り返す場合の対応
一部抜粋
弊社の調査では、以下の 2 つのドライバーが事象発生に関連することを確認しています。
・Haspnt.sys (HASP Kernel Device Driver)
・hardlock.sys (Hard Lock Key Drivers)
ユーザー報告では、これらのドライバーは、以下のプログラムに含まれるとの情報があります。
・Sentinel System Driver Installer
・Sentinel Runtime
・Sentinel HASP License Manager
上記のドライバーは、USBドングル(ハードウェアキー/USBキー)のライセンス用関係が多いと思います。
パソコンのアップデート後にフリーズする現象が、私の開発環境(Windows 7)でも発生しており、毎月の更新たびにマンスリー品質ロールアップを削除及び更新の非表示にしていました。
私のパソコンにはUSBドングルを使用するソフトをインストールしておりこのUSBドングルがSentinelの物でした。(USBドングルにもHASPと記載があり)
USBドングルを挿した状態でデバイスマネージャーの「ユニバーサル シリアル バス コントローラー」を見ると次のような項目が出ていました。
- SafeNet Inc. USB Key
- SafeNet Inc. HASP Key
- Sentinel USB Key
- Sentinel HASP Key
今回、Microsoftからの対策報告があったということで、何とか解決しました。
解決方法は、Sentinel HASPのバージョンを最新(Version 7.80, Released 2018-04-12)に更新することでした。
- https://sentinel.gemalto.jp/にアクセスし、サポートから「SENTINEL ドライバー」をクリックします。
- 次の検索条件を指定し「Search」ボタンをクリックして、検索結果から「Sentinel HASP LDK - Windows GUI Run-time Installer」をクリックします。
・User Category:End User
・Product:Sentinel HASP
・Operating System:Windows
・他の項目は全て:All
- 画面を一番下までスクロールし「I Accept」ボタンをクリックします。
- 「DOW0002510」をクリックし「Sentinel_LDK_Run-time_setup.zip」をダウンロードします。
- ダウンロードしたファイルを展開し「HASPUserSetup.exe」を実行します。
- チェックとかすべてデフォルトのままで次へ次へと進めていけばアップデート完了です。
- Windows アップデートでマンスリー品質ロールアップを行っても無事に起動!