ルーティングテーブルの設定
パケットの中を見る必要が出てきたので、LANアナライザのソフトを使います。
ルーティングテーブルの書き方がさっぱりだったんで、その時の構築メモ。
概要
パソコンからネットワーク機器のデータを定周期で取得します。
不必要なパケットを遮断する目的でルーターを設置しています。
通すパケットはTCPのみ。
LANアナライザのソフト
PacMon プロ版
http://www.layer.co.jp/
ネットワーク構成
サブネットは全て 255.255.255.0
・LANアナライザの設置前
[ ネットワーク機器 x 5 ](a)-------(b)[ ルーター ](c)-------(d)[ パソコン ]
(a) 192.168.101.1
(b) 192.168.101.254
(c) 192.168.100.254
(d) 192.168.100.1
・LANアナライザの設置後
[ ネットワーク機器 x 5 ](a)-------(b)[ LANアナライザ ](c)-------(d)[ ルーター ](e)-------(f)[ パソコン ]
※ LANアナライザ用のパソコンには、LANカードを2枚挿し。
(a) 192.168.101.1
(b) 192.168.101.254
(c) 192.168.102.1
(d) 192.168.102.254
(e) 192.168.100.254
(f) 192.168.100.1
ルーティングテーブルの設定
LANアナライザ設置後の構成で、LANアナライザ用のパソコンにルーティングテーブルを設定する必要があったので以下のように設定をしました。
ルーティングテーブルはDOSコマンドで書きます。
ルーティングテーブルの表示にはroute PRINT
と書きます。
ネットワークのセグメント単位
(a)---(b) 192.168.101.0
(c)---(d) 192.168.102.0
(e)---(f) 192.168.100.0
・パソコンからネットワーク機器にコマンドを送る。
ルーターとLANアナライザを通る必要がありますが、セグメントで別れているのでそのまま送れません。それなのでルーターにルーティングテーブルを設定します。
※ Windowsで設定した場合
パソコンから受け取ったコマンドを 192.168.101.0/255.255.255.0 へ送るためには 192.168.102.1 を通りなさい。
route -p ADD 192.168.101.0 MASK 255.255.255.0 192.168.102.1 METRIC 3
・ネットワーク機器からパソコンにデータを送る。
パソコンからコマンドを受け取ればデータを返すので、それ用のルーティングテーブルをLANアナライザのパソコンに設定します。
ネットワーク機器から受け取ったデータを 192.168.100.0/255.255.255.0 へ送るためには 192.168.102.254 を通りなさい。
route -p ADD 192.168.100.0 MASK 255.255.255.0 192.168.102.254 METRIC 3
自分用のまとめ
[ ネットワーク機器 x 5 ](a)-------(b)[ ルーターA ](c)-------(d)[ LANアナライザ ](e)-------(f)[ ルーターB ](g)-------(h)[ パソコン ]
の場合は以下の用に設定すれば良い・・・はず。
(a)---(b) 192.168.101.0
(c)---(d) 192.168.102.0
(e)---(f) 192.168.103.0
(g)---(h) 192.168.100.0
・パソコンからネットワーク機器へ
ルーターB
route -p ADD 192.168.101.0 MASK 255.255.255.0 <(e)のIP> METRIC 3
LANアナライザ
route -p ADD 192.168.101.0 MASK 255.255.255.0 <(c)のIP> METRIC 3
・ネットワーク機器からパソコンへ
ルーターA
route -p ADD 192.168.100.0 MASK 255.255.255.0 <(d)のIP> METRIC 3
LANアナライザ
route -p ADD 192.168.100.0 MASK 255.255.255.0 <(f)のIP> METRIC 3